2014年08月29日

流体はどのような式で表わされるか

「高校数学でわかる流体力学_ベルヌーイの定理から翼に働く揚力まで」(ブルーバックス)の第2章「流体はどのような式で表わされるか」の概要を私なりにまとめました。

目次を見ると

  ・流れを把握するための流線
  ・オイラーの方法とラグランジュの方法
  ・流れの表現に不可欠な連続の式
  ・流体の運動方程式 ― オイラーの方程式
  ・渦の数学的表現
  ・ストークスの定理
  ・ストークス

となります。概要を簡単に説明すると

・流れを把握するための流線
  ここで流線を定義します。
  流線 : その点の接線が、その流れのものと一致。線素は流速ベクトルである。
  「流線を横切る流れは存在しない。
  定常流の流体の一部が流れる軌跡は1本の流線に一致。
  非定常流の流体の一部が流れる軌跡は1本の流線に一致しない。

・オイラーの方法とラグランジュの方法
  流れを把握する2つの方法(オイラーとラグランジュ)がある。
   オイラーの方法 : 各座標点での流速を知ることによって流れを把握する
   ラグランジュの方法 : 観察用のボートを浮かべて流されていくボートの位置を知ることによって流れを把握する
  一般に流体力学では「オイラーの方法」が数学的に取扱いが簡単なのでよく使われる。
  これについては大気の運動_慣性項と移流項で触れています。
  2次元を例にこの方法で考えると、
     
  であり、
     
  同様に、
     
  また、1次元なら
     
   とも書ける。→ベルヌイの定理を証明するときに使う。

・流れの表現に不可欠な連続の式
  これは、大気の運動_連続の式スピン0のシュレディンガー方程式(1)_確率の流れで説明したもので、
  この本では
   
  であり、非圧縮性流体であると、
   
  と表現しています。

・流体の運動方程式 ― オイラーの方程式
これについては別記事で詳しく勉強した結果を書く予定です。

・渦の数学的表現
  循環 : 流速 vs を閉曲線 C での周回積分
  渦度ベクトル : いわゆるrot(回転)のこと
これについても別記事で詳しく勉強した結果を書く予定です。

・ストークスの定理
  いわゆるベクトル解析で有名な定理で、これについても別記事で詳しく勉強した結果を書く予定。

・ストークス
 これはストークスの簡単な評伝で、ケンブリッジ大学のスミス賞選考のための試験問題で、ストークスが1854年に出題したため「ストークスの定理」と呼ばれるようになったとのこと。
 なんと、このときの受賞者があのマックスウェルだったとのことです。


今日はこの辺で。。
ラベル:流体力学
posted by T_NAKA at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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